2011年11月3日木曜日

噛めば噛むほど・・・

こんにちは。 8号こと那須ハチです。

『第三回 材木座らくご会』を無事に終了できましたことを、御礼申し上げます。
ご来場いただいた皆さま、告知やチケットの販売にご協力いただいた皆さまのご支援があっての、
『材木座らくご会』だと思います。

既に、終了して10日ほどたつのですが、スタッフとして振り返ってみると、
手前味噌になってしまいますが、とても味わいのある落語会になってきたなと思います。

会場の雰囲気、ご来場の皆様の趣、子供たちの笑顔、噺家の実力、、、、
いいバランスで形になってきたのかな、と思います。
しいて言えば、我々の席亭の挨拶が、、、、。
※席亭は、毎回たくさんの来場者に感激して舞い上がっております。ご了承ください。


さて、当日のレポートです。
今回のご出演は、『桃月庵白酒(とうげつあん はくしゅ)』師匠。
私も大好きな噺家ですが、過去3回のアンケートでも毎回名前があがっていた待望の出演です。



演目は、『金明竹』、『井戸の茶碗』の二席でした。
一席目でがっちり子供のハートをつかんだ師匠は、
二席目に敢えて子供にはわかりづらいネタを持ってきました。
この噺は屑屋さんの仕草から入るのですが、
噺に入った瞬間、自分は会場後方で「やられた!」と思いました。
得意なネタとは知っていましたが、まさか、このネタでくるとは!

でも、子供でもある程度分かるように、しかし大人も満足するように、
その微妙なライン上をうま~~く綱渡りのように渡りきってしまいました。
凄いですね!
ここが、ライブの良さです。あの感覚はライブでないと感じられません。
『材木座らくご会』らしいライブ感(←ここ重要!) を、
感じてもらえたのではないでしょうか。


もう次の会が待ち遠しくてたまりません!
次回は、誰に出演いただけるでしょうか?
本当は、「次回はこの方です!」って告知できればいいのですが、
そこまでできていなくて、スミマセン!
少しずつ頑張っていきます。


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さて、今回は準備の様子などをレポートしてみましょう。

こんな立派なお寺で落語会ができるのは、本当に幸せです。

準備が進みます。オジサンたちがせっせとチラシのセットをやっているのは、結構かわいいでしょ?
今回は、前回の反省に立って椅子の配置なども工夫しました。

『席亭挨拶』の練習中です。厳しいダメだしの声が飛びます。(笑)
続々と集まるお客様。
高座の上から客席を見るとこんな感じです。やっぱり、この会場はいいなぁ!

子供達も高座に釘づけ。
大人と子供が揃ってる雰囲気がなんとも言えずいい感じ。

周囲も暗くなり、高座の明かりと対照的。

仲入りでの「お楽しみ抽選会&子供じゃんけん大会」。
一番楽しんでいるのは、席亭かも。
ちなみに、席亭のカブリモノ、今回は「栗」でした!



『材木座らくご会』は、今後も亀の歩みで進みます。
出演者の選定以外は背伸びをせず、
身の丈に合った、材木座の雰囲気に合った会を続けていきたいと思います。


※本日は、私の息子の誕生日。実は、とある噺家さん(故人)のお名前を拝借しています。
そしてさらに! ただ今、スタッフの4号・岡田が「湘南マラソン」のフルマラソンに初挑戦中です!
事前の打ち合わせでも、落語会当日の打ち上げの席でも酒を飲まず、2か月禁酒をしてきた
成果で完走してきてほしいと思います。がんばれ~~!

2011年10月24日月曜日

ご来場ありがとうございました!

第三回 材木座らくご会、無事終了いたしました。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
また、さまざまなサポートをいただいた皆さま、感謝申し上げます。


演目は、『金明竹』、『井戸の茶碗』の二席。
たっぷりたっぷり、笑っていただけたのではないでしょうか?


しかし、子供がたくさんいるあの会場で、『井戸の茶碗』をやりきるって、凄いです。
白酒師匠の迫力がなせる業ですね。

追って、写真付きのレポートをしたいと思います。

取り急ぎ、御礼まで。

2011年10月21日金曜日

【急告】我らが期待の二つ目、鈴々舎馬るこNHKに出演!!!【急告】

急な告知でスミマセン!!!

先日、『らくご美学』 に出演してくれた
期待の若手落語家・鈴々舎馬るこが、NHKに出演します!


『平成23年度
 NHK新人演芸大賞-落語部門-』の本戦に出場した模様が、
明日、
22日(土) 16:20~(70分番組) NHK総合で放送されます。

みんな見てね!!!

2011年10月18日火曜日

こんどの日曜日!白酒師匠がやってきます。

1号:山田です。

材木座は光明寺の「お十夜」も終わり、だんだんと秋が深まってきました。

いよいよ!こんどの日曜日(10/23)「第三回 材木座らくご会」を開催します。























スタッフ一同(私だけ?)ドキドキしてきました。

当日みなさまをよりお待ち申し上げます。

まだ前売り券若干残っています。(当日券・2500円も出す予定です。)

2011年9月27日火曜日

「悪魔のような」死神

材木座もずいぶんと秋めいてきたきょうこのごろです。
1号:山田です。

きのうは御成商店街のカフェ「鎌倉美学」にてスピンアウト第3弾!
「らくご美学」~マルコの部屋~を開催しました。

おしゃれな雰囲気のなか、ワインを飲みながら
おなじみ!われらが鈴々舎馬るこ(れいれいしゃまるこ)さんの
爆笑落語を至近距離で楽しんでいただきました。


















演目は

・ 看板のピン

・ 「新」牛ほめ

・ 死神

のたっぷりと3席。


個人的には「生き生きとした」デビルのような死神がいちばん面白かったです。

2011年9月7日水曜日

【第三回 開催】ちょっと毒のある正統派は、爆笑間違いなし!

8号・那須ハチです。

芸術の秋です!
となると必然的に・・・・

『第三回 材木座らくご会』開催!
ということになりますね。

さて、気になる出演は・・・・

桃月庵白酒(とうげつあん はくしゅ)師匠!

10月23日(日) 16:30開演 / 会場:材木座・光明寺




お?「待ってました!」の声が聞こえてきた気がします。
師匠をご存じない皆さん、どうですか?
この見るからに朗らかで優しそうな顔立ち。
見てるだけでホンワカしてくるルックスに体型なんですが、
白酒師匠、意外に『毒』があるんです。

その毒が小気味いいアクセントになって、あっという間に爆笑の渦になってしまうんですね。

個人的には、毒々しいのも聴きたいんですが、

「材木座らくご会」は、子供も聴いている会です。
いつものお大人向けの毒は吐けませんから、どんな落語を見せてくれるのか?
今から楽しみでたまりません!!

皆さんお楽しみに!

※今回は、アンケートを参考に開始時刻を30分早めました。
時間をお間違いないように!




■第三回材木座らくご会 桃月庵白酒の巻
 日時:10/23(日) 16時30分~
場所:鎌倉材木座 光明寺(光明寺バス停徒歩1分)
木戸銭:前売り2000円 (当日2500円) ※小学生以下無料

 座席:自由席
(畳敷きです。座布団が必要な方は各自お持ちください。椅子席を若干ご用意いたします。) 
 ≪小学生以下の入場について≫
  入場は無料ですが、下記問い合わせ先に事前に申し込みを
  いただきますようお願いいたします。
  会場のキャパシティを超えた場合は、お断りすることがあります。  

■チケット購入方法、その他問い合わせはこちらまで 
 材木座らくご会 山田 090-1200-1680
メール zaimokuza.rakugo@gmail.com


残り席が少なくなっています!
お早目に!

2011年8月28日日曜日

らくご美学

1号:山田です。

材木座は海水浴シーズンも終わりが近づき、秋の風を少し感じるようになりました。























秋といえば「落語の秋」。
10月の「第3回 材木座らくご会」にむけて着々と準備を進めているところではありますが

その前に!

材木座らくご会スピンアウト版の第3弾、
「らくご美学」 ~マルコの部屋~ 
鎌倉・御成町商店街にある素敵なカフェ 鎌倉美学 にて開催します!

梵蔵(蕎麦屋)→ソンべカフェ(アジアン料理)につづいて今回はスペイン料理のおいしい店。

出演は前回、ソンべカフェを笑いの渦でグルグルにした
「鈴々舎 馬るこ(れいれいしゃ まるこ)」

至近距離での爆笑落語をぜひお楽しみください。
限定30席!早いもの勝ちです。


日時 : 9月25日(日)17:00~
会場 : 鎌倉御成町 鎌倉美学 → http://www.kamakurabigaku.com/
入場料 : 2000円(ワンドリンク付き)
チケットのご予約・お問い合わせ : 090-1200-1680(材木座らくご会・山田)
                         zaimokuza.rakugo@gmail.com


当日は美味しいスペイン料理をご用意いたします。受付時にご注文ください。

2011年7月2日土曜日

海開き

暑いですね。
1号:山田です。



















鎌倉の海がきのう海開きをしました。
ことしも材木座に「熱い」シーズンの到来です。

「熱い」といえば!
7/9(土)に開催される 『ソンべ寄席』。→ http://song-be-cafe.com/info/132211
鈴々舎馬るこさんの「熱い」落語を
亜熱帯の雰囲気満点のソンべカフェでお楽しみください。

ご予約はお早めに!

2011年6月19日日曜日

ミシュラン一つ星のお店『梵蔵』にて落語会開催!

ミシュランガイドという世界的に有名なレストランガイドは、
皆さん、ご存知の通りでしょう。


そのミシュラン2012年度版で☆1つを獲得したお蕎麦屋さんが、なんと材木座にあるんです。

お店の名は『梵蔵 自家挽工房 (ぼんぞう じかびきこうぼう)』

梵蔵の蔵主・一平さんから「落語会やってみたいんですけど・・・」と材木座らくご会の
ツイッターにメッセージが届いたのが、4月の下旬。

「鎌倉とどけ隊」の一員として、東北での炊き出しのボランティア活動を行っている 一平さんは、
お店とボランティア活動で大忙しなのですが、この度、我々のスピンアウト企画第2弾として

6/27(月) 『寄席 de 梵蔵』 を開催いたします!

ちょっと急ですが、定員20名ほどの小さな会ですので、
もう、ホントに早い者勝ちです。


出演は、古今亭菊六さん

5月の材木座らくご会に出演いただいた菊之丞師匠の後輩にあたる方です。
32歳とは思えない落ち着き、古風な顔立ちや仕草が、
将来の飛躍を期待させる実力派です。

たっぷり二席、披露いただきます。

ご予約は、下記電話番号にてお店に直接お願いいたします。

■□■  『寄席 de 梵蔵』 ■□■


6月27日(月) 18:30開演
         20:00頃終演予定(終演後もお食事可能です)

場所: 鎌倉市材木座3-17-33


出演:古今亭 菊六さん

木戸銭:¥3500(1500円分の肴が含まれます/蕎麦・ドリンクは別途)


予約申し込み:0467-73-7315

2011年6月17日金曜日

スピンアウト企画:「ソンベ寄席」開催決定!

なかなか天気がすぐれませんね。
8号:はちです。

たった2回の歴史しかない「材木座らくご会」ですが、
これまでの落語会とは違う新たな企画をお届けいたします!

過去2回の「材木座らくご会」では、
「落語をよく知らない人にも、超一流の落語を聴かせたい!」という思いで
名うての噺家さんにご出演いただきましたが、
落語ファンとしては、その超一流を目指す若手の中にもご紹介したい噺家さんが沢山いるのです。

そんな中、とあるカフェから「うちでも落語をやりたい!」という声が上がったのです。
そのカフェとは、、、
鎌倉駅のホームからも見える、とってもアジアンなテイストのあのカフェ、
「ソンベカフェ(SONG BE CAFE)」さんでした。


と、いう訳で、スピンアウト企画の第1弾 「ソンベ寄席」の開催です。
ヒューヒュー、パチパチパチパチ。

そして、出演いただく噺家さんですが、いろいろ悩みましたが、
土曜の夜と言うことで、大人向けのちょっとアクの強いこの方にお願いしました。

鈴々舎馬るこ(れいれいしゃ まるこ)さん



・生年月日 1980年8月4日
・出身地   山口県防府市
・芸歴
2003年5月 鈴々舎馬風に入門
2003年6月 前座 前座名「馬るこ」
2004年7月 光文社『FLASH』にて「2005年ブレイクする芸人」として
紹介されるがブレイクせず。
2006年5月 二ツ目昇進

師匠・馬風の自由な芸風を受け継ぎ、
枠にとらわれないのが、馬るこ流。
黒紋付でみっちり古典落語を語ることもあれば、
「ニセ韓国語落語」や「ギター弾き歌い落語」など
今までにない落語の地平を開拓中。
師・馬風の夫人・岡田美鈴が歌謡浪曲「瞼の母」を歌う際には曲師として
三味線を弾くなど多才。


という馬るこさんです。


今回はカフェでの落語会ですので、手元にドリンクなぞ持って聴くことになりますが、
爆笑して飲み物をこぼしてしまうんじゃないか、前の人の頭に噴いちゃう人が
いるんじゃないかと、密かに心配しています。

しかも、今回は演目を先に発表させていただきます。
※事前にネタを告知することを「ネタ出し」と言います。

一席目:ちりとてちん
二席目:イタコ捜査官メロディー

二席目は馬るこさんのオリジナル。
これがまたぶっ飛んでます!

梅雨のジメジメを笑いでぶっ飛ばしたい 方は、鎌倉駅そば
ソンベカフェに集合です!




■□■ 「ソンベ寄席」 協力:材木座らくご会 ■□■

とき:2011年7月9日(土) Open 19:00 / Start 19:30
 

ところ:「ソンベカフェ(SONG BE CAFE)」
鎌倉市御成町(鎌倉駅西口・徒歩3分/YMCA隣)


チャージ:1500円(ワンドリンク付)

       +900円でお食事(終演後)が付きます

お問合せ・予約:ソンベカフェ 0467-61-2055 (水曜定休)

2011年6月13日月曜日

乱材(みざい)祭り

材木座らくご会 1号:山田です。

6月11~12日は材木座2大イベントのひとつ、五所神社の乱材(みざい)祭りでした。
威勢のいいお兄ぃさんたちの担ぐお神輿が海の中に入って祭りは最高潮に達します。


















下町である材木座は祭りや落語がほんとに似合います。

ちなみに乱材(みざい)とは
今の材木座地域が昔は「乱橋村」と「材木座村」であったことに由来します。

次回!「第3回材木座らくご会」は、もうひとつの材木座2大イベント
秋の「光明寺・お十夜」あたりに開催したいと考えています。お楽しみに!

2011年6月7日火曜日

6月の第一月曜日は「寄席の日」

材木座らくご会 8号:はちです。

ご存知でしょうか?
毎年、6月の第1月曜日は「寄席の日」なのだそうです。

この日は、都内の寄席に通常の半額で入場できるのです。
各寄席の番組を見渡したところ、
先日の第二回にご出演いただいた菊之丞師匠が池袋にご出演とのことで、
行ってまいりました池袋演芸場。

都内の寄席の中でもちょっと毛色が違うのがこの寄席の特長で、
何といっても「狭い!」です。
ということは、噺家さんとの距離もとっても「近い!」です。ここポイント!

かつ、何故かここだけは場内禁酒。
お酒が飲めいないのです。
その理由は、なんとなく分かるような分からないような、、、。
ご自分の目でお確かめください。

さて、この日の番組は・¥・・
(くしゃくしゃでスミマセン)
今回は、夜の部に行ってきました。
内容は・・・

小んぶ:家見舞い
さん弥:子ほめ
小菊:俗曲
甚語楼:粗忽長屋
燕路:席を外していたため不明
世津子:奇術
菊之丞:棒鱈
喬之助:締め込み
白酒:短命
ロケット団:漫才「ヒーローインタビュー(?)」
左龍:蛙茶番

私の密かなお目当ては、白酒師匠。
この日は、いつにもまして毒を吐きまくり。
「都内の寄席でも、池袋に来たんだから覚悟はできてますね」と、
いかに池袋演芸場が凄いか(酷いか?)を説きまくって、爆笑を誘っていました。

柳家一門に囲まれて、古今亭の菊之丞師匠は得意の「棒鱈」で、
田舎侍による不思議な唄を歌いまくり。

歌がうまくないとできないこのネタ、大好きです。

そして、私が材木座に是非呼びたいなぁと思っている漫才師・ロケット団。
いつものしゃべり倒し漫才ではないけれども、
ボケの三浦さんによるきわどい小ネタが随所に散りばめられて、
ツッコミの倉本さんが笑い出すほど。
こういう実力者を身近に見られるのも寄席の魅力です。

ああ~~~、終演後のザーサイとビールがよけいに激ウマでした!

2011年5月28日土曜日

ご報告

山田です。
関東地方も梅雨にはいりましたね。

先日、義援金として第2回の売上から経費を引いた分にスタッフの分を加えた
¥72,000を「鎌倉子どもチャリティ」 → http://heart1jp.weebly.com/index.html に募金しました。

鎌倉で支援活動している団体に募金をしようということでスタッフ間で検討した結果、
被災地のこどもたちを支援しているこの団体を募金先とさせていただきました。

材木座らくご会にご来場、ご協力いただいた皆様ありがとうございました!
これからも継続していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。


2011年5月26日木曜日

落語ネタが現実となる!

おはようございます。

今朝のことなんです。
明け方に超大作の夢を見ていたんですが、寝起きに奥さんに向かって、
「「何か凄い大作の夢見てたんだよねぇ。忘れちゃったけど・・・」という話をしていたら、
顔を洗って戻ってきた息子が、「何?何?」
「何でもないよ、夢を見てたって話」と奥さん。

すると息子は「え~、何、教えてよ~!!!!!」
奥さん「知らないよ、お父さんの夢だから!」
息子「お父さん、どんな夢、教えてよ~~~!」とはじまってしまい。

これって、「天狗裁き」じゃないですか!?
(参考) http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2004/12/post_17.html

落語のネタも、意外に現実にあるんですね。

あ~~、高尾山に連れてかれるかと思った。

2011年5月17日火曜日

世代を超えて笑いでつながる

既に一週間がたってしまいましたが、
『第二回 材木座らくご会』は、大盛況のうちに無事終了いたしました。
ありがとうございました。


現在使っているブログサービスが、先週は絶不調でメンテナンスのために
ログインができず、お礼の掲載が遅くなってしまい、申し訳ございません。

さて、今回は場所を光明寺に移しての第二回。
光明寺は、1240年建立の古刹。























連休中は湿っぽかった空も、この日からいよいよ初夏の装い。
五月晴れのさわやかな風が吹き抜ける中、たくさんのお客様にお集まりいただきました。
そういえば、師匠のお着物も初夏らしいさわやかな着物でしたね。























若手真打の中でも細面で艶っぽい物腰は、
まるで歌舞伎役者のような、古今亭菊之丞師匠。























今回は、
一席目『代わり目』
これは、本来はもう少し長い噺なのですが、
菊之丞師匠の大師匠(師匠の師匠)である名人・古今亭志ん生師匠が、
「いなくなったと思ったおかみさんのことを独り言で褒めてるところを
本人に見られてしまって照れてサゲ」という、現在よく知られている形に改作し、
自らの代名詞にもしたネタです。

枕(本題に入る前のイントロ部分)では、師匠や大師匠、師匠の兄弟弟子の話も交えながら、菊之丞師匠オリジナルの枕を存分に聴かせてくれました。

人情噺ですしお酒のネタなので、
お子様方には少し解りにくい部分もあったかと思いますが、
古今亭の名を継ぐ菊之丞師匠の名刺代わりの一席と言えるでしょう。
にくい演出です。
もし今回、初めて落語を聴いて菊之丞師匠のファンとなった方がいたとしたら、
数年後にこの事実を知って、もっと菊之丞師匠を好きになるんではないでしょうか?

落語は、いえ日本の文化はと言っていいかもしれませんが、
ただ伝統の技を伝えていくだけではなく、このような粋な計らいもあるのだという、
いい見本だと思います。

落語普及委員会を自任する「材木座らくご会」としては、うれしい限りです。

仲入り後の、お楽しみ抽選会では、
子供向けに菊之丞師匠が声で出演されている「えほん寄席」のDVD。
大人の皆様には、葉山の鞄工房・Ko'da-syleさんから帆布のおサイフ、
そして菊之丞師匠が昨年執筆された本『こうゆう了見』をプレゼントさせていただきました。


そしていよいよ、
二席目『愛宕山』
今はほとんど存在しなくなった「幇間(ほうかん・たいこもち)」のお話ですが、
古典落語が良いなぁ、と思う一面に
「昔の風情や生活を、手に取るようにいきいきと表現する」
という点があります。
文章や写真、絵では今一つリアリティの無い物事が、話芸を通すことによって生き生きと甦ってくるのです。

もちろん、落語というコメディの世界ですから事実とは異なることもありますが、
その当時の人々の暮らしのリズムがどうであったか、
そしてその当時も今も、日本人の心は変わらないということも知るのです。

話が少しそれましたが、「愛宕山」は動作が大きなネタですから、
子供たちも大喜びです。























座布団の上から一歩もはみ出ていないのに、山登りのしんどさや谷底との行き来が表現され、次々と場面展開しいく中で、幇間のマヌケな姿も可愛らしく表現される。

噺の展開としては、込み入った話ではないのですが、演じる方は力量がないと持ちません。
これは、一席目にも通じます。
初めて落語を聴く方が多いこの会で、このようなネタのセレクトは素晴らしいと思います。


終演後は、本を買っていただいた方のサインにも応じてくれるなど、
目いっぱい材木座を楽しませていただきました。
菊之丞師匠、ありがとうございました。


日が長くなった夕暮れの中を、楽しそうに手を繋いで帰る親子連れや、
孫を連れ帰るお年寄りの姿が、「また次回も頑張るぞ!」という気持ちにさせてくれました。
























今回もたくさんのご来場、誠にありがとうございました。


アンケートでは厳しいご意見もありましたし、至らぬ点もあったかと思いますが、
反省しつつ前に進みます。


次回もお楽しみに!

2011年5月8日日曜日

いよいよ本番!【完売ありがとうございます】

あっというまに2か月が過ぎました。
前回の告知直後には、あの巨大な地震もおこり開催自体を考えたこともありましたが、
落語家さんのお仕事を減らすのも良くないと思いましたし、
何よりも、経済活動ができる我々はいつも通りにやっていくことが日本全体のためにもなると思い、
今日まで準備を進めてまいりました。

今週に入りまして、チケットも予定数を完売し、
子供たちも60人余りが聞きに来てくれるとのことで、大変うれしい限りです。
ご協力、ご支援いただいた皆様、そしてチケットを買っていただいた皆様には重ねて
お礼申し上げます。

中には、10数枚のチケットをまとめて購入してくれる方もいて、
とってもとっても感謝しております。

今日の材木座は快晴!

菊乃丞師匠は、どんな噺を聴かせてくれるでしょう。
光明寺の本堂でお待ち申し上げます!
開場は16:30~ですが、
予約済みチケットの受け取りは、15:30より承っております。

よろしくお願いします。

2011年3月7日月曜日

お待たせしました!!

『第二回 材木座らくご会』開催決定!

5月8日(日)17時 @ 鎌倉材木座・光明寺
前回よりもより大きな会場をご用意しました!
(前回会場をお貸し頂いた蓮乗院さんのご紹介です!)


そして気になる出演者は、な、な、な、なんと!

古今亭菊之丞 師匠

たっぷり2席お楽しみいただきます。木戸銭は2000円(前売り)!!



まだまだ30代にして、中学高校と寄席に通い詰めた根っからの噺家気質。
歌舞伎役者と見まがうような「色気」のある噺家さんです。

菊之丞師匠は、寄席の席亭達の推薦で落語業界では異例の 
「たった独りでの真打昇進」を果たしたという、
プロ仲間が特に認める噺家さんなんです。
通常は、何名かがいっしょに真打に昇進するものなんです(昨年秋は4名でした)が、
一人で昇進記念興業の顔になるんですから大したものです。

そんな菊之丞師匠の噺をたっぷり2席いただきます。

 
■第二回材木座落語会 古今亭菊之丞独演会
日時:5/8(日) 17時~
場所:鎌倉材木座 光明寺(光明寺バス停徒歩1分)
木戸銭:前売り2000円 (当日2500円) ※小学生以下無料

座席:自由席
(畳敷きです。座布団が必要な方は各自お持ちください。椅子席を若干ご用意いたします。) 
≪小学生以下の入場について≫
 入場は無料ですが、下記問い合わせ先に事前に申し込みを
 いただきますようお願いいたします。
 会場のキャパシティを超えた場合は、お断りすることがあります。  

■チケット購入方法、その他問い合わせはこちらまで 
材木座らくご会席亭 山田 090-1200-1680
メール zaimokuza.rakugo@gmail.com




ゴールデンウィークの最終日、もうすぐ夏の香りがしてくる鎌倉・材木座で
皆さんのご来場、お持ちしてます!